ヒルトミ裏劇場 次元を超えた悪夢

ヒルトミ裏劇場 次元を超えた悪夢

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東方邪神鏡

この物語はフィクションです。

東方の二次創作です。

暴言、暴力などの表現&エチエチな表現が含まれています。

それでもよろしい方は

ゆっくりしていってね。



ヒルトミ「あれ?みんなどこへ行ったんだろう」

    「たしかタイムワームを通ってきた時は全員いたはずなのに」

    「てか、ここどこ?」

アクシィス「ヒルトミくん!」

     「良かった、気づいたら誰もいなかったから心配だったんだ」

ヒルトミ「アクシィス!」

    「僕もここに来たら誰もいなくて心細かった」

アクシィス「みんなはどこへ行ってしまったんだろうね」

ヒルトミ「僕にも分からない」

    「無事でいてくれるといいけど」

アクシィス「それでここは過去なのかな?」

     「屋敷の中?みたいだけど」

ヒルトミ「中世ヨーロッパにあるお城とか?」

アクシィス「まさか」

パッ

???「お前たちどこから入った」

ヒルトミ「え、人!」

    「いつの間に後ろに!?」

アクシィス「メイドさん?」

???「ここはレミリア・スカーレットお嬢様の御屋敷、紅魔館」

   「それを知ってた上で侵入したのなら覚悟できてるわね」

ヒルトミ「レミリア・スカーレット……それって!」

アクシィス「つまり、ここは幻想郷なのかい!」

???「この状況でお喋りとは随分と余裕ですね」

   「直ちにお前たちを排除する」

シャキッ←ナイフを構える

ヒルトミ「待って!僕たちは……」

アクシィス「ヒルトミくん逃げるよ!」タッタッタ

ヒルトミ「あ、うん」タッタッタ

???「追いかけっこ、ですか」

   「逃げても無駄ですよ」サッ

ヒルトミ「はぁ…はぁ……逃げ切れた?」

    (もしここが幻想郷で紅魔館ならあれは多分咲夜?)

    (時間を止めることができる……それじゃあ……)

スッ←ナイフが地面に突き刺さる

アクシィス「な!?」

咲夜「もう追いかけっこは辞めます?」

  「大人しくここを出て行けば命は助けてあげるわ」

ヒルトミ「わかりました!すぐ出ていきます!」

アクシィス「俺達はただ迷い込んでしまっただけです」

     「すぐに出ていきますから許してください」

咲夜「わかったわ、命は助けてあげるもう二度とその顔を見せない事ね」

ヒルトミ「行こうアクシィス」テクテク

アクシィス「おう」テクテク

ガチャッ

???「ちょっとなんの騒ぎかしら?」

ヒルトミ「……嘘」

アクシィス「……まさか」

咲夜「レミリアお嬢様!」

レミリア「ん、そいつらは誰よ?」

咲夜「はい、紅魔館へ勝手に忍び込んだ侵入者たちです」

レミリア「そう」

    「まぁいいわ、侵入者を追い出しなさい」

咲夜「畏まりました直ちに」

  「お前たち命拾いしたわね」

ヒルトミ「……殺されると思った」

アクシィス「うん……死を覚悟したよ」

咲夜「出口はこっち、着いてきなさい」

ヒルトミ「はい」テクテク

キランッ

レミリア「な……」

    「貴方ちょっと待ちなさい!」

ヒルトミ「え……僕ですか……」

レミリア「そうよ、貴方に少し興味があるの私の部屋に来てちょうだい」

アクシィス「ヒルトミくん……」

ヒルトミ「はい……」

咲夜「お嬢様、この者はどうなさいますか?」

レミリア「私はこの者と話がしたいだけよ」

    「そうね、客室へ待機させて」

咲夜「畏まりました」テクテク

アクシィス「あの、ヒルトミくんはどうなるんですか」テクテク

咲夜「わからないわ、もしかしたら機嫌が悪くて殺してしまうかもしれない」

アクシィス「そんな……」


レミリア「さぁ、こっちよ」

    「来なさい」テクテク

ヒルトミ「………」


〜レミリアの部屋〜

レミリア「座ってちょうだい、くつろいでもらってもいいわよ」

ヒルトミ「あ、ありがとう……ございます」

サッ←ソファに座る

ヒルトミ「あの……僕に話って……」

サッ←レミリアが隣に座る

レミリア「どこから話したらいいかしらね?」

    「貴方には私のかけたであろう運命操作の力が感じるわ」

ヒルトミ「……え?」

レミリア「そういう反応をするのも無理はないわね、クフッ」

    「私自身、貴方に運命操作をかけた記憶がないもの」

    「きっと、未来の私がかけたのかもしれないわね」

ヒルトミ「……すみません、よ、よく分かりませんが」

    「その運命操作って……?」

レミリア「貴方と私が巡り合うように仕向けた力とでも言っておこうかしらね?」

ヒルトミ「……はぁ?」

レミリア「それより、貴方名前は?」

    「血液型は?」

    「好きな人はいる?」

ヒルトミ「あ、えーと……ヒルトミです……」

    「A型で好きな人はいません」

レミリア「そう、少し残念ね」

    「私はB型の血液型が好きなのよ」

ヒルトミ「そ、そうなんですか……」

レミリア「いつまで硬くなってるのかしら?」

    「もっと体の力を抜いて」

ヒルトミ「こ、こうですか」

レミリア「ほら、まだ緊張しているわよ」

ガシッ←レミリアがヒルトミの手を握る

ヒルトミ「あ、あの……どうして手を……」

レミリア「あら?こうすれば緊張がほぐれるって前に本で読んだのに違ったかしら?」

    「それならこれでどう?」

ギュッ←レミリアがヒルトミに抱きつく

ヒルトミ「レミリアさん!?」

    「それは逆効果といいますか……ますます緊張してしまいます……」

レミリア「そう……おかしいわね何か違ったのかしら……クス」

ヒルトミ「絶対わざとですよね!?」

レミリア「揶揄うのはこれまでにしておきましょう」

    「それでヒルトミはどこから来たの?」

ヒルトミ「……それは」


天の声[ヒルトミ達がどうやって幻想郷に来たか少し前に遡る]


〜カナタ博士の研究所〜

カナタ博士「おう、来たか」

     「先ずは退院おめでとう」

     「以前は失敗してしまったが」

     「早速お前には私の実験を手伝ってもらうぞ」

ヒルトミ「あの、来てそうそうまた実験ですか」

    「もう懲り懲りと言いますか、断りに来たと言うか」

カナタ博士「お前の言いたいことはわかるが失敗を恐れていては研究なんてできんぞ」

ヒルトミ「僕死にかけたんですよ……もう嫌ですよ」

カナタ博士「結局生きてるから問題ない」

ヒルトミ「そんなめちゃくちゃな……」

カナタ博士「それに今回は安全だということを保証しよう」

ヒルトミ「へー、どういう風に安全なんですか?」

カナタ博士「前回はタイムマシンで行こうとしたから失敗したんだ」

     「それなら生身で時空を空間を超えれば安全だ」

ヒルトミ「生身でって、それだけで不安なんですけど……」

カナタ博士「大丈夫だろ、時をかける少女でも生身で過去に行ってるからな」

ヒルトミ「それは物語の話しね!」

    「現実的に考えたら安全性を全く感じませんけど!?」

カナタ博士「えい、五月蝿い!」

     「安全だと言ったら安全なんだ!」

     「それ以上の質問は受けつけん」

ヒルトミ「……すみません」

    「って僕が悪いのこれ?」

カナタ博士「それに今回はお前以外にも複数人来ることになっている」

ヒルトミ「誰なんですか?」

カナタ博士「お前のよく知る人物だ」

     「お前のことを調べる時お前の周りのことも調べたんだ」

ヒルトミ「それって……」

カナタ博士「恐らくもうすぐ着くはずだ」


〜数分後〜

ソイル「遅れてすみません」

カオス「こんなところに研究所があったとはな」

沈黙「あはは」(´・ω・`)

アクシィス「あ、ヒルトミくん久しぶり」

でっていうの星「よう!」

かずき「お邪魔します」

ヒルトミ「みんな!?」

メアリー「やぁ、ヒールー」

ヒルトミ「みんなどうしてここへ……」

カオス「お前が事故に巻き込まれたって聞いてな」

   「今日退院すると言われみんなで来たんだ」

かずき「しょうくん爆発に巻き込まれたって心配したんだよ!」

   「もう大丈夫なの?」

ヒルトミ「あぁ、運良く無傷だったから……」

かずき「そっか、良かったー!」

ソイル「ヒールー退院おめでとう!」

   「はいこれ、皆から退院祝い」

ヒルトミ「みんな……ありがとう」

でっていうの星「つか、どうすれば爆発に?」

ヒルトミ「実は……」


〜〜〜〜〜

ソイル「え!タイムマシンで過去へ行こうとしてた!?」

カオス「そんなことが可能なのか……信じられんな」

でっていうの星「でもよ、それで実際失敗して入院してたんだろ」

       「本当にタイムマシンがあったんじゃねぇのか?」

沈黙「あはは、タイムマシンっすか」(´・ω・`)

かずき「もうこんな危ないことしないで」

   「たまたま運良く生きてたけど」

   「下手したら死んでいたかもしれないんだから」

ヒルトミ「そ、それが……」

カナタ博士「私から話そう」

     「実はお前達を呼んだ目的は私の実験を手伝ってもらうためだ」

カオス「……チンチン?」

ソイル「こんな時に何言ってるのカオス……」

アクシィス「待ってください!それって俺達にも過去へ行けってことですか!」

カナタ博士「お前は察しがいいな」

     「そうだ、お前たちにはヒルトミと過去行き調査してきてほしんだ」

でっていうの星「調査ってもなどうしたらいいのかわかんねーけど」

カナタ博士「簡単だ、過去へ行ってその世界での暮らしやその世界の文化、その世界の価値観全てレポートにまとめて私に提出してくれでばいい」

メアリー「絵日記でもいいの?」

カオス「なぜに絵日記なんだよ!」

   「普通に文書でかけ」

カナタ博士「まぁ、分かりやすく書いてくれたらどんな書き方でもいいが」

カオス「絵日記でもいいのかよ!」

アクシィス「ところでこの研究の目的はなんなんですか?」

カナタ博士「目的か、何個かあるが私が開発したタイムワームで本当に過去へ行けるのかどうか人間が通っても安全か何か影響はあるかどうか」

     「以前ドローンを通らせた時は何事もなく抜ける事ができた」

     「さっきも言ったが、今とは価値観もどう生活をしてきたか大分違うはずだ」

     「それが実証出来れば私のタイムワームは本物だということだ」

かずき「あの、タイムワームってなんなんですか?」

カナタ博士「タイムワームはそうだな、簡単に言ってしまえば時空のトンネルだと認識してくれたらいい」

ソイル「ちなみにちゃんと帰れるんですか?」

カオス「そうだぞ、一通になってて二度と戻れないとかごめんだからな」

カナタ博士「その心配は無い」

    「タイムワームは確かに入口があって出口がある」

    「お前たちがこっちに帰るタイミングで出口と入口を切り替えればこっちへ戻ってこれる」

アクシィス「でも俺たちが帰るタイミングって分からなくないですか?」

カナタ博士「そこでお前たちにこれを渡しておこう」

ヒルトミ「カナタ博士これはなんですか?」

カナタ博士「それは通信機だ

ソイル「通信機って、過去にいても使えるの?」

   「電波とか届かないんじゃ……」

カナタ博士「あぁ、その点は問題ない」

     「電波が届く範囲ならインターネットが使えるスマホがいい例だが電波が届かなければ使い物にならない」

でっていうの星「そうだな」

カナタ博士「しかし、その通信機自体電波を放っていればどうなる?」

     「こっちのメインコンピューターからも電波が出ていて、その通信機からも電波が出ていれば」

メアリー「つまり距離関係なく繋がるというわけだね」

ソイル「理屈はわかるけどそんな上手くいくの?」

カナタ博士「まぁ、電波と言っても特殊なシグナルを搭載していてな」

     「実際、ドローンを操作していた時もタイムワームを通ったあとも操作できたわけだ」

カオス「すげーな」

   「普通なら電波届かないだろ」

カナタ博士「その通りだ、その特殊なシグナルをドローンと操作盤に搭載していればどこへいても繋がることが判明している」

     「だから心配はいらない」

     「ただ人間が通るのは今回が初めてだからな」

     「人体にどんな影響があるか未知数だが

まぁ問題ないだろう」

カオス「サラッと怖いこと言ったぞこいつ……」

かずき「とても安心できないね……」

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