ヒルトミ裏劇場×バトルガールハイスクール
警告
この物語はフィクションです。
バトルガールハイスクールの二次創作的なものです。
暴力や暴言、下ネタ、エッなどのかなりきわどい内容が含まれているので18歳以上の方推奨です。
苦手な方は本編のヒルトミ劇場 次元を超えた奇跡を読むことをオススメします。
警告はしましたからね?
八雲 樹「貴方が今日から神樹ヶ峰女学園の星守クラスの担任に選ばれた先生ですね?」
ヒルトミ「いきなりわけわからんこと言ってんじゃねぇ!」
キーンコーンカーンコーン
裏劇×バトガ
第1章 先生とか怠い
ヒルトミ(どうやらここはバトガの世界らしい)
(タイムワームを使った記憶は全然覚えていねぇが、ここも仮想現実か)
(俺以外にもこの世界に来てるやつはいるのか?)
(……たく、先生つっても何すりゃいいんだよ)ハァ-
樹「ここまで説明しましたが、何か分からないことありますか?」
ヒルトミ「あ?すまん全然話聞いてなかったわ」
樹「…あっ……そうですか…」
「…ま、まぁ慣れでば難しいことではないのでゆっくり覚えていきましょう」
「時間も推してるので星守の生徒を紹介しますね」
ヒルトミ「そうか、なら早く会わせろ」(¯□¯ )。O゜フアー
八雲(本当にこの方が神樹の選んだ先生なのかしら……)
ヒルトミ (チュートリアルみたいなものだろう、セオリー通りならどうせ出てくるのは主人公の星月みきに違いない)
(面倒いが少し楽しみではある)
(こんな体験は貴重だから)
樹「ミシェル!」
シュイーン
ミシェル「失礼します♪」
ヒルトミ「あ?」
(そんな馬鹿な……みきじゃないだと……)
(セオリーはどこいったセオリーは!?)
ミシェル「あなたがミミたちの先生になる人だよね〜」
ヒルトミ「あぁ、まぁそんなところだな……」
ミシェル「わーい!先生の名前教えて欲しいな♪」
ヒルトミ「俺はヒルトミだ」
「これから頼むぜ」
「それでお前のことはなんて呼べはいい?」
ミシェル「ミミは綿木ミシェルって名前なの」
「ミミのことはミミって呼んでほしいな!」
ヒルトミ「おう、ミミかよろしくな」
ミシェル「むみぃ〜♪」
樹「あまり生徒をあだ名で呼ぶの先生として不適切なので名前で呼んでください」
ヒルトミ「フランス語ではミシェルはミミという愛称で知られている」
「あだ名ではない」
樹「ですが、ミシェルというちゃんとした名前がありますので」
ヒルトミ「何か問題があるのか?」
樹「いえ……もう好きにしてください」
「ゴホン、では気を取り直して」
八雲「次に星守について説明させて頂きますね」
「時間があまりないので簡潔まとめます」
「星守は、神樹の力を借りて敵であるイロウスという 地球外生命体を倒す使命を与えられた存在です」
「神樹が星守の素質を持つ女の子を選び、選ばれた女の子は星守になるわけです」
ヒルトミ(ここまでは俺が知ってる内容だな)
八雲「ここまで分からないことありますか?」
ヒルトミ「いや、だいたい把握した」
「ひとつ質問があるとするなら」
八雲「なんですか?」
ヒルトミ「俺はどうすればいいんだ?結構代役だろ?俺に務まるのか?」
八雲「星守クラスの担任としての業務はたくさんあります」
「いま必要なのは星守達との絆を深めることが大切です」
ヒルトミ「とおっしゃいますと?」
八雲「星守は今のままでは強くありません」
「星守の力の源は先生との愛情……」(´ρ`*)コホンコホン
「先生との信頼が必要なのです」
ヒルトミ「愛情?」
八雲「信頼です!」
八雲「なので、愛情……いや、信頼を深めるにはズバリ!?」
ヒルトミ(言い直す必要あったか?信頼と愛情どう違うんだ?)
八雲「ハグです!!」
ヒルトミ「ハグ?」
「そんなことしてセクハラにならないのか?」
八雲「なぜハグでセクハラになるのです?」
ヒルトミ「あ、いや……」
(どうなってるんだこの世界は……)
八雲「早速ミシェルとハグをしてみましょう」
ミシェル「先生!」ガバッ
ヒルトミ「お、おっと」ガシッ
ミシェル「え……///」
八雲「先生な、何してるんですか!」
「抱っこではなくハグをしてください!」
ヒルトミ「?ハグと抱っこ何が違うんだよ?」
八雲「全然違います!」
「早くミシェルを離してください!」
ヒルトミ「解せぬ」サッ
ミシェル「………」
ヒルトミ「じゃ、ハグしようか」
ミシェル「先生あのね……」コソコソ
ヒルトミ「ミミがそれでいいならそうするが」
ガシッ
八雲「ですからなぜまた抱っこするんですか!」
ヒルトミ「ミミがな、さっきはびっくりしたけど」
「もう少し抱っこしてほしいってさ」
ミシェル「言っちゃダメ!」
八雲「ミシェル……」
ヒルトミ「これも愛情だろ?」
八雲「信頼です!」
ヒルトミ「その信頼を得るために生徒の気持ちに答えてやるのが信頼を築く近道だろ」
八雲「それはそうですが」
「ですからって……」
ヒルトミ「ミミ、よく見たら君すごく可愛な」
「ちょっと触ってもいいか?」ツンツン
ミシェル「先生くすぐったいよ///」
ヒルトミ「頬っぺもぷにぷにだし、フードもすごく似合ってる」
「まるで本物のぬいぐるみみたいだ」
ミシェル「えっ!」ドキン
「ホント?///」カァーッ
「ミミ、ぬいぐるみさんみたい?」ドキドキ
ヒルトミ「あぁ、ミミのようなぬいぐるみがあったらずっと抱きしめていたいぞ」
ミシェル「あのね、先生が良ければなんだけど」モジモジ
「ミミのこと抱きしめたい時はいつでも抱っこしてほしいな〜…ダメ?」
ヒルトミ「ダメなんかじゃないが……」
「じゃあ、今日からお前は俺専用のぬいぐるみになるならいいぞ」
ミシェル「わーい!ミミ先生のものになる♡」
ヒルトミ(流石にちょろくないか?)
(下手なギャルゲーよりちょろい)
(同じ立場ならドン引きするところだぞ……)
ギュッ
八雲「それ以上はいけません!」
「先生早くミシェルを下ろしてください!」
〜〜〜〜〜
八雲「いいですか?」
「先生と生徒の関係です。もしこのことがミシェルの両親や他の生徒に知られたら」
「この学園に居ずらくなりますそれを理解しておりますか?」
ヒルトミ「いや、抱っこ以外俺何もしてないが?」
八雲「あれは誰でも誤解を招き兼ねません」
「学園生活では自重してください。」
ヒルトミ「………」
(納得いかねぇ!)
(もういい、この世界では変態教師を演じてやる)
八雲「はぁ…ハグの他にも信頼を深めるためにキスというものもありましたが」
ヒルトミ「ほう」
八雲「これ以上は危ないと判断したのでキスは禁止します」
ミシェル「むみぃ……」ショボン
ヒルトミ「それは残念だ」
八雲「本来ならキスは合法ですが一線を超えないためにも仕方ないことです」
「絶対にキスはしないでください」
ヒルトミ「キスで一線を超えるとは?」
八雲「リープキスです」
「通称恋人キスと言って」
ヒルトミ「わかったもういい説明するな」
「流石に理解出来た」
八雲「それなら先生を信じますね」
「くれぐれも生徒とはそのような関係を持たないように」
ヒルトミ(俺なんもしてないのに危険視されてないか?)
(すげぇ、この学園不安なんだが)
「そういうことだすまないミミ」
「キスはおあずけだ」ナデナデ
ミシェル「むみぃ?」ナデナデ
「これなあに?」
ヒルトミ「なでなでだが、もしかして誰にもやってもらったことないのか?」
ミシェル「なでなで?」
八雲「先生!!!!!」
ヒルトミ「今度はなんだよ!?」
八雲「それの意味を知っていてやっているのですか!」
ヒルトミ「はぁ!?意味も何もこれのどこが悪いんだよ!」
八雲「それは……」
「………」
ヒルトミ「ほら言ってみろよ!なんの意味があるんだぁー、え?」
八雲「………」
ヒルトミ「いえねぇ事なのか?」
「本当は八雲先生も知らないんじゃないんですかね?」
八雲「…です///」
ヒルトミ「全然聞こえませんがァ〜?ちゃんとはっきり言ってもらえますかー?」
ミシェル「先生喧嘩はだめ〜!」ムミィ
八雲「セックスのお誘いです!///」
ヒルトミ「はぁあああ!?」
ミシェル「セッ……」
ヒルトミ「ミミ!」
ミシェル「むみぃ!?」ビクッ
ヒルトミ「悪いが耳を塞いでてくれ」
ミシェル「え?」
ヒルトミ「もういい」
「はぁ……」
「まさかそんな意味があったなんて……」
八雲「先生はご存知じゃなかったんですか?」
ヒルトミ「あぁ、そうだよ……俺はピュアなんだ」
「そんな意味があったなんて初めて知ったよ」
ヒルトミ「すまん…変なことを言わせてしまって」
八雲「いえ、知らなかったのなら仕方ありません」
「これからはその……なでなでは……」
ヒルトミ「肝に銘じておく……」
(あっぶねぇそんな意味があったとは……)
(なんとか乗り切れそうだ……)
(あれ?ここバトガの世界だよな?)
(この世界ではなでなで出来ないとか)
(俺が知るバトガと全然違うじゃねぇか!)
(このバトガではなでなでは良くて…いやダメで俺の知るバトガはなでなでがダメ…いや良くて……)
(あれどっちだ?やべぇ混乱してきた)
八雲「コホン、とにかくくれぐれも問題にならないようよろしくお願いします」
ヒルトミ「……おう」
(いくら仮想現実とはいえ、問題は避けたいからな)
(ここは大人しく言う通りにしておくか)
天の声[ヒルトミはそう強く思った]
[建前上だかな]
ヒルトミ「そういえば時間がないとかなんとか言っていたが大丈夫なのか?」
「かなり話が脱線してしまってるけど」
八雲「そうだったわ」
「実はこの後奪還授業があるのよ」
ヒルトミ「奪還授業か」
「地球奪還を目的とした星守クラスの特別授業か?」
八雲「先生もご存知でしたか」
「奪還授業が行われるのは今日が初めてですが」
「そのこともあり、色々と準備に手間が生じていまして」
「予定していた時間を大幅にすぎてしまっています」
ヒルトミ「ほう」
「それなら今日じゃなくても延期することとかはできないのか?」
八雲「それも考えてはいたのですが」
「今回の奪還授業は星守クラスの担任になる素質があるかのテストも兼ねているので」
「延期することはできません」
ヒルトミ「テスト!」
「それって俺も行くのか?」
八雲「今回限りではありますが今日はミシェル達と一緒に行動してもらうつもりです」
ヒルトミ「了解と言いたいところだが大丈夫なのか?」
「俺が居たら足でまといになるんじゃないか?」
八雲「その点は問題ありません」
「星守は神樹の特殊な力を宿してます」
「そのためダメージを受けても傷つくことはありません」
ヒルトミ「そいつはすげぇな」
八雲「なので、先生は星守から離れないように行動してもらいます」
ミシェル「ミミが先生を守るからね!」
ヒルトミ「頼もしいな」
「期待してるぜ、ミミ」ニギィ⇽手を握る
ミシェル「うん任せて〜!」
八雲「ミシェルもやる気みたいですね」
「それじゃあ、奪還授業に向かうメンバーを呼びますね」
〜数分後〜
ひなた「ひなたとーちゃーく!」
桜「ひなた、もう少しゆっくり歩いてくれないか」
「奪還授業に行く前から疲れてしまうわい……」
ヒルトミ「こいつらが今回の奪還授業に参加するメンバーか?」
ひなた「そうだよー」
「ねーねー、もしかして今日からひなたたちの先生になるヒルトミ先生?」
ヒルトミ「あぁ、ヒルトミだ」
ひなた「ひなた!南 ひなただよ」
「これからよろしくお願いいたします!」
桜「藤宮 桜じゃ」
「これからよろしく頼むのぉ」
ヒルトミ「ひなたと桜だな」
「今日の奪還授業成功させような!」
八雲「では、早速転送装置を使い」
「地球へ行ってもらいます」
「今回奪還する場所は名古屋です」
ヒルトミ「名古屋と言えば愛知県にある三大都市の1つだな」
「ちなみになぜ名古屋なんだよ」
八雲「詳しいことは後ほど説明はしますが」
「比較的にイロウスが少なく、瘴気が薄いところをコンピューターで調べ出てきたのが名古屋です」
ヒルトミ(なるほどな)
(実践は今回が初めてらしいからな)
「安全を考慮するなら無難だな」
八雲「はい」
「ですが危険がないわけではないので用心してくださいね」
「こちらは既に準備は整ってますので」
「よろしければ転送装置の上に移動してください」
ミシェル「先生行こ!」
ヒルトミ「あぁ」
ひなた「奪還授業楽しみだね桜ちゃん」
桜「これ、遊びに行くのではないぞ」
八雲「それでは行ってらっしゃいませ」
ミシェル「行ってきまーす」
〜〜〜〜〜
ミシェル「ここが名古屋なの?」
ヒルトミ「うーん」
「名古屋にしては栄えてないな」
「本当にここで合ってるのか?」
ピピピピ
八雲「ごめんなさい、どういうわけか少し標準がずれていたみたいで」
「目的地から5km以上離れてしまいました」
ミシェル「八雲、ミミ達どうすればいいかな?」
八雲「申し訳ありませんが歩いて移動してください」
「どうして標準がズレたのか原因を探るのでその方が早いかと」
桜「5kmも歩かないと行けないのかのぉ」
ヒルトミ「急いでも2時間はかかりそうだな」
桜「面倒じゃワシはもう帰るぞ」
ひなた「いいじゃん、せっかく地球に来たんだから」
「ピクニックだと思って楽しもうよ!」
桜「だから遊びに来たんじゃないぞ」
ヒルトミ「流石に歩いて行かせるのは可哀想だな」
「よし、今回は特別だからな」
ミシェル「先生?」
パチッ ⇽指パッチン
シュッ
〜名古屋〜
シュイッ
ミシェル「むみぃ!?」
ひなた「すごいすごい!景色が変わった!」
「なんでなんで」
桜「こりゃ驚いたわい!」
「もしや瞬間移動してきたのか?」
ミシェル「もしかして先生が?」
ひなた「どうしてそんなことできるの!」
「先生すごい!」
桜「信じられんのぉ」
ヒルトミ「さあな、俺はなんもしてねぇぞ」
桜「この状況でその言い訳は無理があるじゃろ」
ヒルトミ「ほらそんなこと言っていたらイロウス共が来たぞ」
ミシェル「え?」
イロウス「うおーーーん」
ひなた「ホントだ!先生が言った通りイロウスが来た!」
「なんでそんなこともわかっちゃうの!」
桜「ひなた、その話はあとじゃ」
「今は目の前のイロウスに集中せい」
ミシェル「先生はミミの後ろに隠れててね」
シュイン⇽変身
ヒルトミ「任せるぞ、ミミ」
ミシェル「行くよ桜ちゃん、ひなたちゃん」
ひなた「ドカーン!」
ドーン
バンバンバン
桜「ふぅ、この武器少し重いのぉ」
ミシェル「えいっ、やぁ、それっ!」
ブーン ブーン ブーン
桜「おかしいのぉ」
「イロウスの数が減ってる気がせん」
ひなた「それどころかどんどん増えてる気がする」
ミシェル「うぅ、これじゃあキリがないよう……」
ヒルトミ「………」
(確かに数がおかしい)
(200体?いや500体は近くにいそうだな)
(本当に1番イロウスが少ない場所なのか?)
ミシェル「先生危ない!」
ヒルトミ「あ?」
イロウス「うおーん」
ガブッ
ヒルトミ「ぐっ」
プシュ⇽出血
ミシェル「先生!!!!!」
ヒルトミ「くっ……俺としたことが……」
バン
桜「先生大丈夫か?」
ヒルトミ「すまない、足を引っ張ってしまったようだな」
桜「それは気にしなくてもよい」
「怪我は大丈夫なのかのぉ」
ヒルトミ「あぁ、これくらいなんともない」
「助けてくれてありがとな」キュッ
桜「これこれ、今はハグしてる場合じゃないじゃろ///」
ヒルトミ「そうだったな」
「みんな、流石に数が多すぎる」
「ここは1度離れるぞ」
ひなた「はい!」
ミシェル「うぅ……」ポロポロ
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「痛たた……」
ミシェル「ごめんね…ミミが近くにいながら役に立てなくて……」シクシク
桜「ミミだけのせいじゃない」
「油断をしていたワシやひなたにも責任がある」
ひなた「それより早く先生の手当をしないと!」
桜「結構傷が深い1度コロニーに戻った方がいいかもしれんのぉ」
ヒルトミ 「この程度の傷なんて余裕で直せる」
ひなた「直せる?」
シュイン
ヒルトミ「これでよし」
ひなた「先生一体何者なの!」
桜「瞬間移動、イロウス探知、治療までもできるなんて」
「只者ではないな」
ヒルトミ「またいつかこの力について話そう」
「それより奪還授業続行だ!」
ひなた「わかった!」
ヒルトミ「ミミもいつまで泣いているんだ」
「桜の言う通りミミのせいじゃないんだ」
「さっさと泣きやめ」
ミシェル「だってもう誰かが傷つくの見たくないよう」
ヒルトミ(変なトラウマを植え付けてしまったようだな)
(仕方ないか)
「はぁ、ミシェルお前はもう帰れ」
ミシェル「え?」
ヒルトミ「そのままでは戦えないだろうが」
桜「先生よ、流石に言い過ぎではないか?」
ミシェル「………」
ヒルトミ「キツいことを言わせてもらうが」
「地球を取り戻したい気持ちを持つのはいい事だ」
「だがな、その反面何かを失う覚悟のないものは戦うべきではない」
ミシェル「………」
桜「………」
ひなた「………」
ヒルトミ「最悪の事態を考えれないものは」
「いざという時人を救うことは出来ないぞ」
「それが出来なければ帰れと言っているんだ」
「できるなら泣き止め」
ミシェル「わかった……ミミもう泣かない!」
ヒルトミ「よく言った!」
「それでこそ、俺のぬいぐるみだ」ギュッ
ミシェル「えへへ///」
ひなた(ぬいぐるみ?)
桜(ぬいぐるみ?)
ヒルトミ「いいか、そうやって人は強くなっていくんだ」
「泣くのは悪いことじゃない」
「状況を見誤るな」
ミシェル「はい!」
ヒルトミ「よし、俺も戦うぞ」
「奪還成功させような!」
3人「はい」
〜〜〜〜〜
ゾロゾロゾロゾロ
ヒルトミ「さっきより数が増えているな」
ミシェル「瘴気も濃くなってるよ」
桜「こりゃ骨が折れそうじゃわい」
ひなた「先生は大丈夫なの?」
ヒルトミ「何がだ?」
ひなた「だって、一般人には瘴気って耐えられないはずじゃないの?」
ヒルトミ「そうなのか?」
「なんともないぞ」
桜「もうこんなことでは驚かないぞ」
ミシェル「先生はもしかして人間じゃないの?」
ヒルトミ「人外ではない」
「列記とした人間だ」
桜「説得力が皆無じゃのぉ」
ヒルトミ「と、とにかく」
「目の前のイロウスをなんとかしないとな」
ひなた「何かいい方法があるの?」
ヒルトミ「俺が重い一撃を与える」
「その後ひなたが先陣を切って、ミミと桜は後方でひなたを援護する形でイロウスを蹴散らせ」
桜「他に方法がなければそれでもいいじゃろう」
ひなた「ひなたもそれでいいよ!」
ミシェル「ミミもミミも!」
ヒルトミ「それじゃあ任務開始」
シャキッ⇽大剣を構える
ひなた「!」
(あの剣どこから出したんだろう)
ヒルトミ「さっき攻撃された恨みを晴らす」
「滅べ!」
スンッ チュドーン ゴゴゴゴ
イロウス「ギャアアアアアアアアアアアアア」
ひなた「……あ」
ミシェル「うそ……」
桜「これは……」
ヒルトミ「何をしている」
「早く行け!」
ひなた「は、はい!」タッタッタッ
桜「いくぞミミ」タッタッタッ
ミシェル「待って桜ちゃん……」チラッ
ヒルトミ(無詠唱でもこの威力か)
(ん?なんだ?なぜこっちを見ているんだ?)
ミシェル「………」ニコッ
タッタッタッ
ヒルトミ(なんの笑顔だ、それになんの意味があるんだ?)
ひなた「ドカーン」
ドーン
バンバンバン
ミシェル「えいっ!やぁ!それっ!」
ブーン ブーン ブーン
シュタタタタ
ヒルトミ「オラ!」
ザシュ ザシュ ザシュ
ヒルトミ「大分、数が減ってきたな」サッ
ひなた「瘴気も薄くなってきたね!」
桜「もうひと頑張りじゃのぉ」
「最後まで気を緩めるなよひなた」
ひなた「わかってるよ桜ちゃん」
ミシェル「見てー、あっちにイロウスが集まってるよ」
ひなた「一気に倒すチャンスだね」
「ここは切り札を使ってもいいかも」
ミシェル「それじゃあ、ミミが切り札使ってみる」
ひなた「ミミちゃん先輩頑張ってー!」
ミシェル「ヤーッ!!!」ビリビリ
[雷舞聖獣翔]
サッ ドーン ビリビリビリビリ
ひなた「おぉ〜!」
ミシェル「どうかな?ミミかっこよかった?」
ひなた「ミミちゃん先輩かっこよかったよ〜!」
ミシェル「えへへ♪」
ひなた「いいなー、ひなたも切り札使ってみたい!」
ミシェル「先生も見ててくれた?」
ヒルトミ「あぁ、しっかり見ていたぞ」
「すごくよかったぜ!」
ミシェル「わーいありがとう!」
「あのね、先生もさっきの攻撃かっこよかったよ」テレッ
ヒルトミ「そうか?」
「いざ褒められると照れるな」
大型イロウス「ギャオオオン」
ひなた「ボスのお出ましだね」
桜「こやつを倒せば瘴気が晴れるやもしれないのぉ」
ミシェル「行くよひなたちゃん、桜ちゃん」
ヒルトミ「監督者として手出しは無用だな」
「3人とも頑張れよ」
ひなた「ドカーン」
ドーン
大型イロウス「ギャオオオン!」
ひなた「うそでしょ!全然ダメージが入ってないよ!」
ブーン
ひなた「きゃあ!」ドーン
桜「ひなた!」
ミシェル「ひなたちゃん!」
ヒルトミ「不味い」タッタッタッ
「大丈夫かひなた」
ひなた「うん、ごめんなさい」
「少し油断しちゃった」
ヒルトミ(油断も何もないだろう どう考えても戦力が違いすぎるぞ)
バンバンバン
桜「まるで効いてる感じがしないのぉ」
「こうなったら切り札を使うしかないわい」
「やぁっー!」
「蒼舞海皇翔」
シュッ ドーン ザバーン
大型イロウス「ギャオオオン!」
桜「っ!?」
ブーン
桜「ガバッ……」ドーン
ミシェル「そんな桜ちゃんまで!」
ヒルトミ「ミミイロウスから離れろ!」
大型イロウス「ギャオオオン!」
ブーン
ミシェル「キャー!」
カキンッ
ミシェル「あれ?」
ヒルトミ「ミミ下がれ」
ミシェル「先生……」ウルッ
ヒルトミ「早く離れろ!」
ミシェル「はい」タッタッタ
ヒルトミ「ちっ、どうなってんだよ」サッ
ヒルトミ「みんな無事か?」
ミシェル「ミミは大丈夫だけど」
「桜ちゃんが……」ウルッ
ひなた「桜ちゃん!ねぇ起きてよ桜ちゃん!」ポロポロ
桜「………」
ヒルトミ「安心しろ気を失ってるだけだ」
「星衣のおかげで怪我はない」
「このまま奪還続行は無理だ」
「やむを得ない、コロニーに戻るぞ」
ひなた「そんな、ひなたはまだ戦えるよ」
ミシェル「……ひなたちゃん!」
ヒルトミ「ミミは気づいているようだな」
「圧倒的戦力差を」
ひなた「そんな…でもこのまま帰ったら先生はどうなっちゃうの?」
ヒルトミ「分からない」
「もしかしたら研修は失格かもな」
ミシェル「そんな、それは絶対ダメ!」
ヒルトミ「お前たちをこれ以上危険な目に合わせるのは先生として認められん」
ひなた「先生……」
ヒルトミ「さぁ、帰ろう」
「八雲先生聞こえるか?」
八雲「聞こえてますよ」
「すぐ転移します」
???「そうはさせないよ」
ヒルトミ「誰だ!」
メアリー「やれやれ、僕の顔も忘れてしまったのヒールー」
ヒルトミ「メアリー?なぜお前がこんなところに」
「そうはさせないとはどういうことだ」
八雲「あらおかしいわ、転送装置が作動しないなんて……」
ヒルトミ「なんだと!」
メアリー「悪いね、ヒールーや星守にはなんの恨みもないけど」
「ここで倒させてもらうよ」
ヒルトミ「てめぇ何かしやがったのか!」
ミシェル「この人先生の知り合い?」
ひなた「転送装置が動かないのはもしかしてこの人のせい?」
メアリー「そうだね、転送装置を無効化させてもらってるよ」
ヒルトミ「何が目的だ」
メアリー「それはもちろんヒールー、君を倒すのが目的だよ」
ヒルトミ「何を言い出すかと思えば俺を倒すだと?」
「笑わせてくれるぜ」
「力を持たないお前に俺を倒せるとでも?」
スッ
メアリー「そうだね〜、僕も力を手に入れたと行ったらどうする?」
シャカッ シャキッ⇽
ヒルトミ「なっ!?」
天の声[メアリーは目にも留まらぬ速さでヒルトミこめかみに銃を向け、首筋に剣を当てる]
ミシェル「先生!」
ヒルトミ「くっ……殺りたきゃ殺れよ」
メアリー「そうだね〜、でも」
「ここで簡単にヒールーを殺しちゃってもつまらないしね」
「せっかく力を手に入れたことだし、他にももっと試してみたくてね」
メアリー「さぁ、イロウス出ておいで」
ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ
ひなた「こんなにイロウスが……」
「全部倒すなんて無理だよー!」
メアリー「約5000体ってところかな?」
ミシェル「むみぃ!!!」
メアリー「イロウスを使ってヒールー達を倒すのも一興」
「このピンチ抜け出せるかな?」
ヒルトミ「外道が」
メアリー「ヒールー程じゃないと思うけどね?」
「それじゃあ、僕はこれで」
「生きていたらまた会おう」シュッ
ヒルトミ「…くそが」ドン
ひなた「先生!助けて!」
ヒルトミ「畜生!」
ザシュ ザシュ ザシュ
ひなた「先生ありがとう!」
ぐぅー⇽腹の音
ヒルトミ「はぁはぁ……」グタッ
ミシェル「先生無理しないで!」
ヒルトミ「すまん……食べないと力が使えないんだ……かなり限界が来ている……」
ひなた「そんな……」
ヒルトミ「八雲先生……この状況なんとかできないのか……はぁ……はぁ」
八雲「どうしても先生達を転送装置出来ないのよ!」
ヒルトミ「お願いだ救援を……」
八雲「確かめてみます」
・・・
八雲「こちらからそちらへ転送は出来そうです!」
「すぐ応援を向かわせます」
ヒルトミ「あと出来れば食べ物を」
八雲「わかりました!」
「少し時間がかかります」
「それまでは持ちこたえてください」
ヒルトミ「ミシェル、ひなた!」
「まだ戦えるか?」
ひなた「助けが来るならもう少し頑張る!」
ミシェル「先生、ミミって呼んでくれなきゃヤダ!」
ヒルトミ「あぁ、ミミ……頼む」
ミシェル「うん!ミミも頑張る」
ヒルトミ「俺のせいでこんなことになってしまってすまない……」
「俺は桜を守りながら戦う、なんとか持ちこたえてくれ」
ミシェル「うん、みんなで頑張ろう!」
ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ
ひなた「来るよ!」
「こっちだよー」タッタッタッ
イロウス「うおーん」
ミシェル「えいっ! それっ!」
「当たって!」
ブーン ブーン ブーン
イロウス「うおーん」
ヒルトミ「おっと……」サッ
ザシュ
ヒルトミ「やはり本調子じゃない状態で桜を抱えながら戦うのは……」
イロウス「うおーん」
ヒルトミ「………」サッ
ザシュ
ヒルトミ「流石にキツすぎるぞ…………」ハア…ハア…
ひなた「それ……」
ドーン
ゴトン
ミシェル「うぅ……もうヤダ、ミミ疲れたよ……」グスン
ひなた「ミミちゃん先輩……もう少しで助けに来るよ」
「もう少し……もう少し頑張ろう」
ミシェル「でも……もう動かないよ……」
ヒルトミ「流石に限界か……もういい離れてろ」
「桜を頼む」
ひなた「先生ひなたも戦う!」
ヒルトミ「それならミミを守ってやってくれ」
ひなた「はい」
ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ
ヒルトミ(とはいえ俺も限界だ……)
(力を温存してもそう長くは持たないだろう)
(それならいっその事)
「全ての力を出し切る」
ゴゴゴゴゴ
ヒルトミ「せめて倒れるなら数を減らせるだけ減らしてやる」
「喰らえこれが渾身の一撃だぁ!」
「滅べ!邪滅善魈牙(じゃめつぜんしょうが)」
ピカッン ドッカーーン ゴゴゴゴゴ
バタッ
ミシェル「先生ー!!!」タッタッタッ
ヒルトミ「すまない……もう動けない……」
ミシェル「そんな……先生死んじゃ嫌だよ」
ヒルトミ「早く何かを食べないと本当に死ぬかもしれないな……はは……」
「……今とても眠いんだ……少し寝かせてくれ……」
ミシェル「ダメダメだよお!」
「先生!先生!」ユサユサ
ヒルトミ「………」
ミシェル「うぅ……」ポロポロ
ゾロゾロゾロゾロ
ひなた「ミミちゃん先輩、イロウスが来るよ!」
「早く離れ……」
ゴゴゴゴゴ
ミシェル「………」キラン
ひなた「星衣が光ってる?」
ミシェル「むみぃ!!!!!」ゴゴゴゴゴ
〜〜〜〜〜
八雲「あれはもしや!」
???「八雲先生!準備が出来ましたよ!」
八雲「わかったわ」
???「それでは行ってきます」
八雲「ちょっと待ってて」タッタッタッ
・・・・・・
八雲「これをミシェルに渡してちょうだい」
???「先生これは……」
八雲「ミシェル覚醒しているかもしれないわ」
???「覚醒……」
〜〜〜〜〜
ミシェル「ミミは絶対に負けないんだから!」
ブーン ブーン ブーン
イロウス「ぎゃああああ」
ひなた「すごい……」
「ミミちゃん先輩すごいよ!」
「ひなたも負けないよ!」
「ドカーン」
ドーン
イロウス「ぎゃああああ」バタッ
ミシェル「えいっ!」
ブーン ブーン ブーン ブーン
イロウス「うおーん」
ドーン
ひなた「うわぁーっ」バタッ
ミシェル「ひなたちゃん!」
ひなた「いてて……」
ミシェル「ミミは1人で大丈夫だから、ひなたちゃんは休んでて!」
ひなた「でも……」
シュイン
明日葉「みんな大丈夫か!」
ひなた「明日葉先輩!」
明日葉「救援に来た!」
「みきは先生を、くるみは桜を保護してくれ」
みき「わかりました!」
くるみ「はい!」
みき「先生、意識ありますか?」ユサユサ
「起きてください先生!」
ヒルトミ「う……君は……」
みき「私は星月みきです」
「星守のみんなでおにぎり作ったんです」
「食べてください!」
ヒルトミ「ありがとう……助かったぜ……」
レミリア「無茶しすぎよ」
ヒルトミ「レミリア!?なぜこんな所に……それにその格好……」
レミリア「話はあとよ、早くおにぎり食べちゃいなさい」
みき「あれ?2人ともお知り合いですか?」
くるみ「桜さん聞こえますか?」
「桜さん」
桜「ここは……」
「そうか…ワシは気を失っておったのか……」
くるみ「助けに来ました」
「もう大丈夫ですよ」
桜「助かったぞ〜」
明日葉「ミシェル大丈夫か」
ミシェル「明日葉先輩!」
明日葉「これを八雲先生から預かった」
「これを渡そう」スッ…
ミシェル「これは?」
ピカン
ミシェル「むみぃ!?」
シュイッ
ミシェル「これって!」
明日葉「やっぱり覚醒していたか……」
ミシェル「なにこれなにこれ!すごく可愛い服になったよ!」キラキラ
ヒルトミ「ミミ……その格好は」
ミシェル「明日葉先輩から宝石みたいなもの貰ったら」
「服がこんなに可愛くなったの!」
ヒルトミ「……覚醒したんだな」
「見直したぞミミ」
ミシェル「えへへ♪」
「それより先生はもう大丈夫なの?」
ヒルトミ「あぁ、もうすっかり良くなったぞ」
明日葉「先生初めまして、楠明日葉です」
ヒルトミ「ヒルトミだ!」
「助けに来てくれてありがとな」
明日葉「いえ、それにしてもすごいイロウスの数ですね」
「こんな数見たのは審判の日以来です」
ヒルトミ「残りあと2000体ってところだな」
(メアリーめ本当に余計なことをしやがって)
(次会ったら殺すからな)
ひなた「」