好感度メーター
ネタバレ含む!
カナタ博士「ヒルトミ、メアリー来たか」
ヒルトミ「あれ?他のみんなは来てないんですか?」
カナタ博士「今日はお前らしか呼んでないぞ」
メアリー「用件は何?」
「今日はたまたま休みでヒールーとカラオケ行く約束してたからこっちの方に来てたけど」
カナタ博士「そいつはすまなかったな」
「実はな新たな発明をしたんだ!」
ヒルトミ「どんな発明をしたんですか?」
メアリー「どうせくだらない物でしょ?」
カナタ博士「おいおい、今回は列記とした素晴らしい発明なんだぞ」
メアリー「それならもったえぶらないで早く見せてよ」
カナタ博士「そうだな、腰を抜かしても知らんぞ」
「これだ!」ジャジャーン!
ヒルトミ「おぉ……」
「なんですかそれ?」
カナタ博士「これは好感度メーターだ」
ヒルトミ「好感度メーター?」
カナタ博士「あぁ、これは相手が自分にどれだけ好意を寄せているかわかる優れた道具だ」
メアリー「なーんだ、やっぱりくだらない発明じゃん」
カナタ博士「シャラップ!」ギュッー←メアリーの胸を抓る
メアリー「痛い痛い痛い!」
「なんで僕だけこんな扱い受けるの!?」
カナタ博士「ヒルトミ試しに私に使ってみろ」
スッ←ヒルトミに好感度メーターを渡す
ヒルトミ「え、僕ですか……」
「あ、じゃあ」ポチッ
カナタ博士(100)「どうだ?私の頭上に数値が見えるだろ?」
ヒルトミ「100って書いてありますね」
カナタ博士「私が思っていたより高かったな」
メアリー「これは高いの?低いの?」
カナタ「80くらいが普通だな」
メアリー「100だから普通よりは高いってことだね」
カナタ博士「まぁそうだな」
「次はメアリーが押してみろ」
メアリー「どうせ僕は低いんでしょ」ポチッ
カナタ博士(130)「どうだ?」
メアリー「あれ?ヒールーより高い気がする……壊れてるんじゃないのこれ?」
カナタ博士「数値はどのくらいだ?」
メアリー「130だけど」
ヒルトミ「結構高いね」
「カナタ博士メアリーの事……」
カナタ博士「確かにメアリーみたいなやつは嫌いじゃないな」
「ちなみに200以上が間違いなく好意があると考えてくれて構わない」
ヒルトミ「上限はあるんですか?」
カナタ博士「一応1万以上は測定可能だがそんなやつはどこ探してもいないだろうな」
「私が試したやつでも最大300くらいしかいなかったからな」
「そいつはお前らにやる」
「気になる相手がいるなら使ってみるといい」
ヒルトミ「もらってもね……ね?」
メアリー「僕は面白そうだと思うけど」
「せっかくだからレミリアとかマミさんに試してみたら?」
ヒルトミ「うーん、確かに気になるけど……」
メアリー「ちなみにこれって同性にも使えるの?」
カナタ博士「あぁ、試したことはないが使えると思う」
「まさかお前……」( ゚д゚)ハッ!
メアリー「ふたなりですから」(`・ω・´)キリッ
カナタ博士「どういうことだよ!」
ヒルトミ「いつものことだから気にしたら負けだよ」
カナタ博士「そうか」
「じゃあ私は少し休息をとる」
「しばらく徹夜続きだったからな」
ヒルトミ「お疲れ様」
カナタ博士「タイムワーム使ってもいいんだが、帰還する時は私が起きてる時間に調整して連絡してくれ」
「13時には起きるつもりだ」
ヒルトミ「わかりました」
カナタ博士「おやすみ」
ヒルトミ「お疲れ様」
・・・
ヒルトミ「これどうする?」
メアリー「結局カラオケどうするの?」
ヒルトミ「でも、これを渡してきたと言うことは僕たちにモニタリングを頼むつもりだったんじゃないかな?」
メアリー「それじゃあ、好感度メーター試す?」
ヒルトミ「そうしようか」
「タイムワームの使用も許可がでたしね」
「どこ行きたいとかある?」
メアリー「それなら試したい相手をここに呼んでから移動した方がいっぺんに測れていいんじゃない?」
ヒルトミ「なるほどね」
「それじゃあ都合の人を全員呼ぼうか!」
~1時間後~
まどか「えぇ!ミミちゃんがそのぬいぐるみ作ったの!」
「すごく可愛いよ~」
ミミ「えへへ、でしょでしょ!」
「今度まどかちゃんにも作ってあげるね」
杏子「なぁ、飯が沢山食べれるって聞いて来たけど、本当に用意してんのか?」
さやか「あんたほんと食いじがはってるよね」
「レミリアが用意してくれてるって言ってたなら間違いないでしょ」
ひなた「ねーねー、これなんの集まり?」
「もしかしてお祭りでもするのかな!」
ほむら「………」
ひなた「ねーねー、ねーってば!」
ほむら「……なんで私に絡んでくるのよ」
みき「お母さん!」
メアリー「みきちゃん!」
遥香「みき!メアリーさんはお母さんじゃないわよ」ガシッ
昴「正気に戻ってよみき!」
メアリー「遥香、昴!みきちゃんは私の娘よ!」
遥香、昴「(ノ*_ _)ノハハ―王様!」
望「何このカオスな空間……」
ルーチェ「ふふ〜♪」
ヒルトミ「ルーチェ…さん、そろそろ離れてくれませんかね……」
エマ「まぁ、好きにしてあげてくれ」
「ヒルトミに会えてすっごく嬉しんだ」
ヒルトミ「そういうエマもすごく近いんだけど!?」
テオ【コイツ】「しょう!いつになったら俺を男に戻してくれるんだよ!」ガシッ
ヒルトミ「苦しい……死ぬ、死んじゃうから離して!」
めがほむ「ヒルトミさんが青くなってます!」
「そろそろ離された方が……」
マミ「ちょっと!みんなトミさんから離れなさい!」
鶴乃「えぇ!?ヒルトミくん女の子にモテモテなんて!?」
めぐみん「いやー、ここは賑やかですねー」
「ちょっと騒がしい気もしますが」
ナイスネイチャ「相変わらずトレーナーさんはモテモテですな〜」
カイ「いいな、僕も混ざってこようかな」
リューク(オヤジ)「やめておけ」
ヒルトミ「あれ?お父さんいたんだ」
リューク「最初からいたが、ふむまたこの世界に戻ってくるとはな」
マミ「その人トミさんのお父様なんですか!?」
リューク「あぁ、生前の俺の息子だ」
ルーチェ「はじめまして……私ヒルトミさんと婚約してるルーチェと申します……」
リューク「お前婚約者がいたのか?」
ヒルトミ「違う!」
エマ「なに抜けがけしてるんだルーチェ!」
「俺だってヒルトミと婚約してるんだ!」
ルーチェ「ヒルトミさんは誰にも渡さない」
マミ「2人とも何勝手なこと言ってるんですか!」
「トミさんは私のよ!」
ヒルトミ「マミのものでもないんだけど……」
リューク「けしからん!」
「女1人選べないなんてそれでも男かお前は!」
ヒルトミ「なんで僕が怒られなくちゃいけないんだ!」解せぬ
テオ「しょうは俺のだ!」
ヒルトミ「……え?」
リューク「なっ………」
「まぁ近親相姦にはならないからセーフだ」
ヒルトミ「ちょっと待って!元々男なのにセーフなの!?」
カイ「テオくんがセーフなら僕もセーフだよね?」
ミミ「むみぃ!!!そんなのだめー!!!」プンプン
まどか「ミミちゃん!?」
ヒルトミ「誰かこの場を収めてくれーーー!」
メリー「あっちは修羅場だね」
メアリー「あんなふうにはなりたくないね」
メリー「ねー」
メアリー「僕はメリー、一筋だよ!」
メリー「もうメアリーたら///」
カナ「メアリーそれはどういうことかな?」ゴゴゴゴゴ
メアリー「あっ……カナ」
「違うんだこれは……」
メリー「何が違うのよ?」
「私もメアリー、一筋だよ」
カナ「私という旦那がいながらメアリー!」
「不倫は許さない!」
メアリー「ちょっと待って話せば話せばわかる!」サッ←後退る
ドン
未知子「ぐぬぬ……メアリー氏も隅に置けませんな」
「実に羨まけしからん」
白駒「王子様、これはどういうことですか?」
メアリー「白駒!?」
白駒「わたくしめがいながらその女共は王子様とどういうご関係で?」
メアリー「えっ……と、友」
メリー、カナ、未知子「はぁ!」
メアリー「すみませんでした!」<(_ _)>
サッ
ヒルトミ「君も大変そうだね……」
メアリー「ヒールーの気持ちわかった気がするよ……」
「かなり大変だ」
杏子「なぁ、まだか?この日のために朝食食わずに来てるんだよねー」
「たから早くしてくれない?」
ヒルトミ「ごめん!」
「それじゃあ気を取り直して今から場所を変えようと思います」
「メアリー後はお願い」
メアリー「オーケーオーケー風呂オーケー」
カタカタカタカタ ポチッ
シュイーン ゴゴゴゴコ
マミ「そういえばスカーレットさんの家に行くのは初めてよね」
「楽しみだわ」
ミシェル「ミミもミミも!」
リューク「レミリアと会うのも久しいな」
「あいつは元気にしてるのか?」
ヒルトミ「多分ね……」
(せっかく集まるなら壮大に宴会でも開こうって言ってたから)
「きっとテンション高いだろうな」
〜紅魔館前〜
さやか「デカ!?」
マミ「ここがスカーレットさんの家……立派ねぇ」
エマ「どこかのお嬢様だと思っていたが、まさかこれほどの屋敷に住んでるなんてな」
めぐみん「これが紅魔館、なんて素晴らしい!紅魔族に相応しい住処」
ヒルトミ「ふん」テクテク
美鈴「あ、お待ちしておりました!」
「お嬢様がお待ちです、すぐ宴会場へ向かいましょう」
ヒルトミ「あぁ」
〜宴会場〜
ワイワイ ガヤガヤ
レミリア「随分遅かったわね、待ちくたびれたわ」
ヒルトミ「すまん、どうやらメアリーが時間設定を間違えていたようだな」
メアリー「あれ?時間通りに設定したと思うんだけど?」
ヒルトミ「開催時間通りにタイムワームを設定したら間に合わんだろ」
「余裕もって時間設定しろよ」
メアリー「あ、そうじゃん」
「ごめん、ついうっかり」
「ヒールーのルーズさが移っちゃったかな〜?」
ヒルトミ「俺そんなに時間にルーズか?」
メアリー「時間通りに来たためしがないね」
レミリア「まぁ、なんでもいいけど」
「もう宴会は始まってるわ」
「みんな楽しんでいきなさい!」
マミ「スカーレットさん、招待ありがとう」
「まさかここまで壮大な宴会になってるとは思わなかったわ」
レミリア「当然よ」
「貴方たちを招待するのに生半可な宴会なんてしてられないでしょ?」
「さぁ、私に構わず早く食べ物を取ってらっしゃい」
メアリー「うーん、何食べようかなー?」
メリー「あ、これ美味しそう!」
メアリー「おぉ!」
未知子「デュフ……メアリー氏、こっちの食べ物も美味しいヨ」
メアリー「いいね、それも食べよう」
みき「お母さん!沢山取ってきたので食べてください!」
メアリー「あら、みきちゃん」
「私のために悪いわねー」
白駒「王子様!私も持ってきましたよ」
メアリー「ちょっと!?お皿からこぼれそうになってるじゃん!」
「取りすぎだよ!」
白駒「申し訳ございません!」
メアリー「取っちゃったものは仕方ないか」
「後で食べるから置いといて」
昴「王様、お飲み物お持ちしました!」
メアリー「苦しゅうない、頂こう!」
アリス「楽しんでいるわね」
メアリー「アリス!」
「宴会に来るなんて思わなかったよ」
アリス「今日は別件で紅魔館に来ただけ」
「たまたま、顔を出しただけよ」
メアリー「そうだったのか」
「せっかく来たんだから食べてったら?」
アリス「メアリーがそういうなら少し宴会に参加するわ」
ヒルトミ「賑やかだな……」ゴクゴク←椅子に座って酒を飲む
ルーチェ「ヒルトミさん、あーん」スッ
ヒルトミ「………」パク モグモグ
ルーチェ「美味しいでしょ?」
ヒルトミ「まぁな」
ルーチェ「これも美味しい」スッ
ヒルトミ「…………」パク
「うっ……あんかけ」
ルーチェ「もしかして苦手だった……」
ヒルトミ「苦手の分類にはなるな」ゴクゴク
ナイスネイチャ「トレーナーさんや、お隣座ってもいいですかい?」
ヒルトミ「勝手にしろ」
ナイスネイチャ「相変わらず冷たいねぇ……」
「あ、ぞだそだトレーナーさん」
「来月レースがあるんだけどさ、今度トレーニングがてら、顔を出してくれませんかね?」
ヒルトミ「あぁ、そろそろそんな時期になるのか」
「お前のトレーナーとしてトレーニングに付き合う義務がある」
「俺に任せておけ、必ず1位にさせてやる」
ナイスネイチャ「ほんと!勇気出して伝えてよかった」
ヒルトミ「……たく、何かあればすぐ呼べって言ってあるだろ」
「遠慮なんかするな」
ナイスネイチャ「ありがとトレーナーさん!」
「あれなんか頭がクラクラして……ちょっと外の風あたってくる」タッタッタッ
ヒルトミ「あいつ…」
ルーチェ「………」ボー
ヒルトミ「どうした?」
ルーチェ「あ、なんでもない」
「別にしっぽをもふもふしたいとかそんなんじゃないから」
ヒルトミ「……本当にやめとけ」
エマ「ルーチェ、あっちで余興するみたいだぜ」
「俺たちも参加しようぜ」
ルーチェ「私はいいよ」
エマ「賞品も出るみたいなんだ、頼む一緒に参加してくれ」
ルーチェ「わかったよ……」テクテク
ヒルトミ「………」ゴクゴク
「空か」
妖精メイド「おかわりいかがですか?」
ヒルトミ「あぁ、もらおうか」スッ ゴクゴク
(そういえば好感度メーターの存在すっかり忘れてたな、次から使ってみるか)
ミシェル「先生!」ガバッ
ヒルトミ「おい、膝の上に座ってくんな」
「隣空いてんだからそっちに座れよ」
ミシェル「膝の上はミミの特等席だもん」
「ここに座る!」
ヒルトミ「はぁ……ならせめて向かい合うように座るな」
ミシェル「……はい」クルッ
ヒルトミ(早速使ってみるか)
ミシェル(5255)「むみぃ〜♪」
ヒルトミ「高っ!」
ミシェル「何が?」
ヒルトミ「いや……少し大きくなったのかと思ってな?」
ミシェル「そうかな?」
ヒルトミ(一応1万くらいは測れるらしいからな別に)
心美「あ、先生!」
ヒルトミ「おう心美か」
「お前も宴会楽しんでるか」ポチッ
心美(1062)「はい、最初は人が多くて戸惑っましたけど、皆さん優しい方達でとても楽しい宴会だと思います」
ヒルトミ「それは良かったな」
(心美も高いな)
心美「先生」
ヒルトミ「なんだ?」
心美(1132)「ココミルク持ってきました」
「ぜひ飲んでください!」
ヒルトミ(数値が一気に上がっただと……)
「……あぁ、ありがたく頂こう」
ミシェル「ミミもミミも!」
心美「ミミちゃんはこれでいいかな?」
ヒルトミ(ちゃんと牛乳も用意してあるのか)
ミシェル「わーい、心美先輩ありがとう!」
うらら「心美、ミミ!アイドル部として私たちも余興にでるわよ!」
ミシェル「余興?」
心美「ひぃぃ……みんなの前で歌うのうららちゃん」
うらら「もちろん!」
「早く行くわよ来なさい!」タッタッタッ
心美「待ってよ、うららちゃん……」タッタッタッ
ミシェル「むみぃ、呼ばれちゃったからミミ行くね」タッタッタッ
ヒルトミ「おう、頑張れよ」ゴクゴク
メアリー「あれカオスさん?なんでいるの?」
ヒルトミ「はぁ!?お前酔ってんのか」
メアリー「どうだろう?カオスさんヒョロくなった?」
ヒルトミ「誰がもやしだコラっ!」
メアリー「そこまでは言ってないんだけどねー」
「でも、さすがに食べすぎちゃったかも」
ヒルトミ「太るぜ?」
メアリー「もうね、マリリン風になろうかなって」
ヒルトミ「ペーパーマリオRPGのカゲ三人組の1人かよ」
メアリー「正直あの中ではマリリンが可愛く思えてきて」
ヒルトミ「はぁ?ビビアンしか勝たんだろ」
「つか、本来の目的忘れてないよな?」
メアリー「本来の目的?」
ヒルトミ「やっぱり忘れてんじゃねぇか」
メアリー「あぁ!本来の目的ねそだそだ!」
ヒルトミ「本当にわかってんのか?」
メアリー「好感度メーターでしょ?」
ヒルトミ「ちゃんとわかってんじゃねぇか」
「使ってみたか?」
メアリー「まだだけど?」
ヒルトミ「何してんだよ早く確かめてこい
メアリー「」